設計事務所に頼むと高くつく?

設計事務所へのイメージは・・・「設計料は無駄で高くつきそう」とか、
「話をしたら断りにくそう」・・・というイメージだけが先行していませんか。
でもそんなことは無いですよ。

ここでは、施工費と設計料のおおまかな話をしてみます。
例えば、新築計画時に施工店2〜3社から見積もりを取ります。
その段階で、同じ仕様であるにも関わらず、3〜7%の金額の差が出ます。

見積もりのチェック後、仕様確認と値段の交渉をして、更に3〜15%の金額の絞り込みます。
施工店が直接施主に提出する見積り金額よりも10%以上見積金額は安くなるのが殆どです。

値段交渉をしても我々が現場でのチェックをしますので、材料や施工の手抜きは出来ません。
結局、設計料を払う以上に、良い物を安く手に入れられますし、なによりも安心を買うことが
出来るのですから、施主にとってはメリットが大きいと思いますよ。




住宅メーカーって?

住宅メーカーでは、各担当者のその喜び?はどの程度でしょうか。
ミサワ・積水・住友林業関連の会社で12年以上関わって感じたことは、
営業、設計積算、工事と役割分担が有り、ノルマに追われて次の仕事をこなすのが精一杯・・・
というのが現実でしょう。
忙しい時は、営業マン以外の工事担当や設計担当は、苦痛すら感じているのではないでしょうか?
ついつい、「こんなもんで、いいや。」と、思いたくもなるでしょう。
そんなに仕事をするほど給料もらってないよ・・・と聞こえてきそうです。
大きな会社では担当が途中で代わるので、担当者同士の連絡ミスも多く、
施主と会社側との想いの食い違いが生じやすくなります。

アフターサービスについても同じことが言えます。


利益率?
企業ですから、一定の利益率確保というものがあり、会社によってさまざまですが、
名の通った企業は24%〜30%が一般的のようです。

あるメーカーの外構工事では、下請けから上がってきた見積もりに、単純に30%の利益を上乗せして、
施主に見積もりを出すところすらあるのです。
30%の利益とは、100万円の原価が見積もり提示時には142万円になるということです
営業マンの人件費はともかく、展示場や広告宣伝費の莫大な経費。
大きな会社には役立たずの管理職や、働かない重役さんたちがたくさん居ます。
そんな多くの無駄な経費もこうやって支払われるのです。

それでも大手住宅メーカーは「ブランド品」で、一般の人にとっては魅力的なのでしょう。
確かに、一般の工務店には真似が出来ない独自の部分が多々有りますし、任せて安心?
というイメージがありますよね。
でも、あくまでもイメージで、実体はそんなに綺麗なものでは無いと思います。



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